低気圧頭痛って何？｜鹿児島県鹿児島市の整体ならコンディショニングMaroMeru

低気圧がどのように身体に影響を及ぼしているの

• STEP.1

  

  気圧の変化を感じ取る部分

  気圧が変化は内耳という耳の奥の方の器官で感じ取ります。その信号を脳に伝えていくわけですが、その際自律神経に対して影響を及ぼしやすいと言われています。過度に興奮した自律神経は血管を拡張させる作用があります。加えて低気圧、つまり外から押される気圧が低くなっていると身体の内部（血管）は外へと広がりやすい状態になります。血管が広がるのは脳も同じです。脳内の血管が拡張することで、頭の外側（硬膜）に分布している三叉神経と呼ばれる部分が興奮し、痛みを感じる物質が放出されます。この痛み物質に反応し、更に血管が拡張するため、脈打つような強い頭痛が生じるというように考えられています。

• STEP.2

  

  低気圧と自律神経の乱れ

  低気圧による肩こりや腰痛、関節痛には自律神経の乱れからくる血流不全も影響してきます。

  内耳により受け取った気圧の変化、特に低気圧の信号は交感神経の活性化を促します。交感神経は血管を収縮させる作用がありますが、これにより循環が悪化し組織の栄養・老廃物の除去などの働きが滞ってしまいます。頭痛の要因は血管の拡張による発痛物質の増大でしたが、このような血流不全が問題となるのは末梢側の組織、つまり肩こりや腰痛・関節痛として現れると言われています。

• STEP.3

  

  低気圧とメンタル

  低気圧による頭痛、肩こりや腰痛などの局所の痛み。それらは共に自律神経の乱れにより生じやすいと考えられています。そして自律神経の乱れはメンタル面にも影響を及ぼします。気圧の変動は身体にとっては多大なストレスです。ただ、低気圧の時に気持ちが鬱々したりするのはどうしてか。気圧の変化に敏感な人は自律神経の働きも過敏になっている場合が多いです。頭痛や肩こり等の身体の異常を敏感に感じ取ったり、なんなら頭痛が出る前から『天気が悪くなるから頭痛が出るかも・・』と一種の念じを自分自身にかけてしまい、それも強いストレスに感じてしまう場合もあるでしょう。

  晴れた際、つまり高気圧の気候で身体の不調が起こりにくいのには日光を浴びることで分泌されるセロトニンの作用も大きく関係しているかもしれません。セロトニンには脳の興奮を静めて痛みを抑制したりストレスを緩和させる働きがあります。梅雨時期など天気が優れない日でも、晴れた日には少しでも日光を浴びることで自律神経を整えることも期待できます。