キネシオテーピングの効果
・筋肉の働き、関節運動の正常化
・皮膚から筋膜にかけての循環改善
この二つが大きな役割を担っていますが、内臓や神経の働きにも効果が期待できます。元々、皮膚の一番外側にある表皮・毛と脳や神経は同じ場所(外胚葉)から発生したといわれています。そのため、お互いは密に情報を共有し合い、互いに関りをもちながら発達をしています。手で触れた情報は瞬時に脳に送られ、分析され神経へ伝達されていくのもこのためです。同じように、皮膚のある場所に適切な刺激を与えることで対応する神経の働きが活性化したり、また鎮静化するという効果も期待できます。
脳血管疾患による麻痺、パーキンソン病などの治療の一助も海外では臨床試験が進み効果が実証されつつあります。
また、内臓に対しても循環改善だけでなく、脳・神経への作用から自律神経系への効果が期待できるため、内臓由来の痛みや心因的な不調に対しても研究が進んでいると言われています。