ランニング中の身体の操作、意識していますか? 意識⇒無意識で運動効率のアップを

実際に大会などで走る場合は走り方を意識することは難しいかもしれません。トレーニング中だからこそ、ランニングフォームを意識して行い無意識でも出来るようになっていることでランニング動作のロスが減って運動効率アップが期待できます。

Feature

足部で意識するポイント

ランニングトレーニングでの土台

まずは第一に足部の動きが重要になります。その理由は、地面と接する唯一の部位だからです。ここの接し方次第で、足から上の部分の働き・機能に影響が生じるのでトレーニングをする上では何よりも重要となります。とは言っても、意識するポイントは極めてシンプルです。普段の動作でも少し意識することでランニング時のトレーニング効率はアップしますので、詳しくは続きをご覧ください。

ポイント1⃣

足裏での地面の捉え方

立つとき、歩くとき。皆さんはどのように足裏で地面を感じていますか?足の外側に体重がかかっている気がする。親指で地面を掴んでいる気がする。それぞれ意識すると感じ方も異なるかもしれませんが、動きという観点からみると、母趾球‐小趾球‐踵の3点を結んだ逆三角形を意識するといいかもしれません。その理由は、テントを思い浮かべて頂くと分かりやすいと思いますが、この三点が支点となり足裏のアーチが形成されてくれます。このアーチは歩くときはもちろんランニング時の衝撃吸収にとても重要な役割を果たしてくれます。衝撃が吸収できるということは、足部から上の膝、股関節、腰などへの負担が減るために膝痛・腰痛などの障害発生リスクが軽減されます。

よく、歩くときの荷重は踵からついて小趾に向かい、最後母趾に移動し蹴り出しに繋がるということを聞いたことあるかもしれません。たしかに、荷重・重心の動きとしてはその通りなのですが、ランニング時にこのラインを意識すると、踵という一点に意識が向くために着地が不安定となりやすく、その後の荷重ラインも外側や内側にブレてしまいやすくなる可能性が高いです。

トレーニングで意識するポイントは踵の一点ではなく、足底の逆三角形(三点)での荷重を意識してみてください。

ポイント2⃣

着地したときの重心の位置

足底での地面の捉え方の意識としては足裏の逆三角形です。では、そのエリアの中で着地した瞬間の重心位置はどこにするのか?ここで意識してもらいたいのは、下腿の骨、脛骨を真っ直ぐ下に降ろした所。脛骨直下に荷重が乗ることが理想です。脛骨直下に荷重が乗るということは、ランニング動作においてしっかりと股関節を使って蹴り出せ、大腰筋を使い身体を前方に移動することが出来ている証拠です。この股関節と大腰筋の活動が高いということはランニング中の推進力が効率的に生み出しやすいということにも繋がります。

逆に、荷重が前足部(足裏の真ん中~指先にかけて)に乗りやすい場合は、足関節の動きが固定されている可能性が考えられます。この状態では、躓かないように大腿四頭筋の活動が高まり足を前に押し出してくれますが、大腿四頭筋はランニング動作においてはブレーキをかける筋肉です。せっかくの推進力にブレーキをかけるし、それだけ身体への負担も増えるためにトレーニングを重ねると膝関節の痛みなどの故障へと繋がる可能性が高くなります。

トレーニングでの意識としては、脛骨から真っ直ぐ降ろしたポイントに荷重が乗るように、そのために股関節や大腰筋の働きを意識した動作を心がけましょう。

ポイント3⃣

大股走りの弊害

もっと速く走ろう!もっと格好よく走りたい!ランニングにおいては誰しも思うことです。気持ちが前のめりになり、大股でダイナミックに走ろうとすることもあるかもしれませんが、これは止めた方がいいです。

大股走りは上肢との位置関係も重要となってきますが、足を一歩前に出すという動作において大股になると上半身の位置よりかなり前に足を出してしまいがちです。つまり、ランニングにおいて足が先行し、その後に身体をその位置までグッと持っていく必要があります。何を使って重たい体幹・上肢を前方まで移動させるか..それは、足の筋力です。特に膝周囲の筋力が重要になりますが、市民ランナーレベルであれば筋力は不十分でほぼ確実に膝が曲がったり、腰が落ちてしまいがちです。そうなると、膝への負担が増えたり、地面を上手く蹴れない為に推進力が生み出せなくなります。

ランニングトレーニングのポイントとしては、足を出したらその真上に身体を持ってくる。個人差があるので、スピードや筋力に応じて微調整しながら、自分なりのストライドを探していくのが理想です。

速く走りたい、ダイナミックに格好よく走りたい。その気持ちで大股走りになると、結果的にフォームが崩れ故障の原因となりやすいので要注意です!

ダウンロード (9)

膝関節で意識するポイント
膝関節を曲げるタイミング

足を前に出すとき、どのな動きをしますか?子供の時、速く走る練習でその場でなるべく速く腿を上げるように指導を受けたことはありませんか?でも、その動作だと走っていませんよね。その場するトレーニングなんだから当たり前と言われればそれまでですが、必要なのは前に速く効率的に走るためのトレーニングです。腿を上げる(股関節を屈曲させる)運動は前に進むための推進力は生み出してくれません。 前に進むためには膝関節を屈曲させるタイミングが重要です!そのタイミングは股関節を伸展させ蹴り出した直後(地面から足が離れたとき)です。 膝関節を曲げるタイミングは足が身体の前にある時ではなく、後ろにあるタイミング。意識としては、蹴り出した後に踵が膝の高さまで上がるように膝関節を曲げることで、より効率的に推進力を次の動作へと繋げていく力が生まれます。

ダウンロード (10)

股関節で意識するポイント
動きでは股関節伸展を、でも地面についている股関節も意識する

繰り返しになりますが、ランニングで推進力を生み出すには股関節を屈曲させるのではなく、蹴り出すときの股関節伸展が重要になります。 また、見落としがちですが地面に着地したときの股関節のポジションも重要になります。ランニングでは左右の足の相互性が重要になります。つい足を前に運ぶこと(フロート・フェーズ)を意識しがちですが、こちらばかり意識するとフォームが崩れる要因となります。足部の機能とも関わりが深く、地面と接する側の足(スタンディング・フェーズ)をいかに操作するかで、身体の動きが変わってきます。

まとめ ランニングのトレーニングで意識するポイント


  • 足関節

    足部は地面と接する唯一の部位。ここが安定するかどうかで、上が安定するか決まります。足裏の逆三角形、着地したときの荷重は脛骨直下になるように、速く走ろうと歩幅(ストライド)を大きくし過ぎないように注意してください。

  • 膝関節

    ランニングの最中で意識するポイントは膝関節の屈曲です。そしてそのタイミングは、足を蹴り出した直後、股関節が伸展した状態でしっかりと蹴り出した側の踵が自分の膝の高さくらいまで上がるように曲げることを意識してみてください。前に振り出すように意識すると推進力が失われてしまいます。

  • 股関節

    意識することは股関節を伸展させること。そして、着地したときにしっかり股関節で荷重を受け止めるように意識してください。股関節荷重は最も力を発揮しやすく、かつ、次の動作へと移行しやすい姿勢となります。反対に、膝関節で荷重を受け止めることが多いと怪我のリスクが高まり、市民ランナーの多くにこの傾向がみられます。


お気軽にご連絡ください

急なお問合せや時間外の相談については、お電話にてご相談ください

営業時間 8:30~19:00
最終受付 18:30
ネットでの御予約は希望時間の2時間前まで対応しています。

Menu

メニュー


🌟初診🌟全身チェックと調整コース【60~90分程度】

4,500円

【訪問】リラクゼーションコース【45分程度】

3,980円

🌟趣味こそ本気に!🌟ランニングトレーニング【初回お試し90分】

3,000円/一人

🌟頑張る子供を応援!🌟中高生対象、整体またはリラクゼーション【45分程度】

2,980円

Access

駅から徒歩圏内でお越しいただけるリラックスできるプライベート空間


コンディショニング MaroMeru

住所

当店は自宅を事務所とし、固定の店舗を持たない訪問・出張特化型の営業を行っています。

ご不安を感じることもあるかと思いますが、是非お気軽にお問合せ・お電話をお待ちしております。

Google MAPで確認
電話番号

090-1811-8838

090-1811-8838

電話受付時間

8:30~19:00(電話受付)

お問合せフォームからの問い合わせは24時間受付けております。確認次第順次、こちらから返信いたしますのでお気軽にお問合せ下さい。


🌟お願い🌟

・急なお問合せや時間外の相談については、お電話にてご相談ください。

・施術中、移動中は電話に出れない場合がございます。折り返し連絡致しますので、しばらくお待ちください。

定休日 不定休
代表者名

古園 龍也(ふるぞの りゅうや)

備考 慢性的な身体の痛み改善を目的としたフィジカルコンディショニングと、ストレスの緩和・自律神経の乱れからくる様々な不調改善を目的としたメンタルコンディショニングを行っています。

生活しなれた環境でリラックスして過ごせる時間を提供していきます。

Contact

お問い合わせ