マラソンをするならどこを鍛える? 効果的なトレーニングのために
ランニングをすることは全身運動です。全身の筋肉や関節を動かすために、トレーニングがかかせません。でも、がむしゃらにトレーニングしたけどケガをしてしまう。それ、ランニングするために必要な筋肉や関節の働きを理解できていないからかもしれません。
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走るために筋肉を鍛えるとは?
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ランニング動作における筋肉の使う目的は
【筋肉を正しく使い、効率的に動ける環境を作ること】です。そして、歩行にも共通することですが、ランニングやもっと長距離を走るマラソンにおいては前へ進んでいく為の推進力を生みだす筋肉と、スピードを調整したりバランスを保持するためのブレーキをかける筋肉があります。この二つの役割を協調的にバランス良く行うことが、マラソンの運動効率向上には不可欠になります。
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ランニングで必要な筋肉一例
アクセルの作用をする筋肉:大腰筋・大殿筋・ハムストリングス・下腿三頭筋
ブレーキの作用をする筋肉:大腿四頭筋・前脛骨筋
ただし、これはただ鍛えればいいというものではありません。マラソンのような走る動作の時に効率的に使えなければ意味がありませんので地に足がついていないようなトレーニング(椅子に座って足の曲げ伸ばしをする等)では非効率です。そして、ランニングなどでは常にアクセルとブレーキが入れ替わりながら運動しています。必ず、主動作と拮抗動作(足を伸ばすためには曲げる筋肉を緩める)のバランスが重要になってきます。
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ランニングで特に重要な骨格
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股関節
マラソントレーニングでの最重要部位です!着地するときも、前に進むときも股関節を軸に動かす意識をすることが重要です。ケガをしやすい人は膝関節で体重を支え、動作をコントロールしているケースが非常に多いです。腰が引けている状態で走るような姿勢です。この場合、主に大腿四頭筋が働くこととなり、ブレーキを常にかけた状態で走ることになるため、ランニング効率の低下だけでなく膝関節への負担が増えてしまいます。
本来、股関節主導で動作をコントロールする場合、活動する筋肉は大腰筋になります。推進力を発揮する筋肉であることと唯一、上半身と下半身を繋いでくれて連携をとってくれる筋肉です。ランニングやマラソンでは上肢と下肢、それを繋げる体幹の協働動作が重要になります。走るための力を最も発揮しやすい姿勢をとること、そして次の動作へスムーズに移行するために股関節の働きはマラソンをする上では最重要です。
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脛骨と腓骨
脛骨の役割:体重を支える骨
腓骨の役割:着地時のバランス調整、足先のコントロールに関与
重要なのは、着地をした瞬間しっかり脛骨でその荷重を受け止めるようにすることです。腓骨はとても細長い骨で体重を支えるのには適していません。本来、脛骨直下に荷重が乗るように設計されていますが、これが崩れると腓骨周辺も支える必要が生じます。しかし、腓骨でマラソンなど繰り返しの衝撃を支えることはできないので、脛周囲の筋肉が発達し足りない力を補おうとします。筋力が発達することはいいのですが、この脛周囲にある筋肉が常に活動すると足関節の動きを制限することに繋がってしまいます。
足関節が動きにくくなると、捻挫など新たなランニング障害が発生してしまいます。
重要なのは、着地時に脛骨直下に荷重が乗ること。そして、脛骨から膝・股関節とどのように地面を捉えているかを意識することが重要です。
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足関節
主な役割:着地の衝撃吸収・推進力へと変える働き
☆着地時の動き・・・足関節が背屈(つま先がしっかり上がっている)していることが重要。この角度が低下することで様々なランニング障害や、運動効率の低下が生じてしまう。
<背屈角度の低下>
・つま先から接地する為、爪のトラブルに繋がる
・エネルギーをスムーズに推進力へ変換できない
・着地から片足支持の間に膝関節が必要以上に曲がってしまう
→起こりやすいランニング障害:シンスプリント・足底筋膜炎など
<底屈角度の低下>
本来は、荷重をしっかりと乗せてから蹴り出し前方への推進力を発揮する段階。
・大殿筋やハムストリングスの活動が低下し、反面、大腿四頭筋が長時間優位に働くため膝への負担だけでなく、ブレーキをかけている状態になり効率が低下する。
→起こりやすいランニング障害:ランニングフォームの悪化・膝関節周囲の故障
本来の蹴り出す筋力が使えない為、下腿三頭筋で動きを代償(筋肥大がみられる)
check!
マラソンやランニングでケガを減らすには
マラソンのトレーニングではケガが付きもの?
身体の使い方を知らないだけです!
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Point 01
筋肉・関節の作用
筋肉を鍛え、関節を動かすことはランニングにおける運動効率を高めるために必要。ただ、マラソンなど長時間のパフォーマンス発揮が求められる運動では筋肉に頼った動作だけでは維持は難しい。そのために関節との運動連鎖を意識したトレーニングが重要となる。
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Point 02
ケガをしないために
重要なのは股関節、脛骨、足関節の正常な働き。これらは全て、地面からの衝撃を吸収したり支える役割を担う。動きに制限が出たり、本来とは違う関節の位置関係が生じると様々な故障へと繋がってしまう。特に股関節においてはランニングという運動において効率的に動作を行う為の統制や管理を担っている。
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Point 03
効果的なトレーニング
ランニングなど走るということは動作の中で筋肉・関節が協働して作用している。そのため、トレーニングも動作の中で取り入れていくことが重要。
椅子に座ってする運動やマシントレーニングが効果ないわけではないが、それよりは身体の動きを意識しながら歩いたり軽くランニングすることが、より効果的!
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備考 | 慢性的な身体の痛み改善を目的としたフィジカルコンディショニングと、ストレスの緩和・自律神経の乱れからくる様々な不調改善を目的としたメンタルコンディショニングを行っています。 |
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